先日キース・ジャレット・トリオのコンサートを聴きに行った東京で、かれこれ二十年来の友人であるギタリスト、鈴木大介くんと久しぶりにゆっくり話が出来た。 ここ数年彼は大変忙しい身なので、このような機会は私にとってありがたい時…続きを読む
山田岳ギターリサイタルを聴いて
五月六日、福岡市内にあるリノベーションミュージアム冷泉荘にて 関東在住のギタリスト山田岳によるギターリサイタルが行なわれ足を運んだ。 山田さんは1981年のお生まれだから私とは十…続きを読む
外国人として
ギター専門誌「現代ギター」5月号のパブロ・マルケス来日インタビューを読んでいて、 東京在住のアルゼンチン人ギタリスト、レオナルド・ブラーヴォの言葉が引き合いに出さ れており私の目を引いた。 どういった文脈で…続きを読む
ギターデュオ・コンサート「SPAIN!」無事終了!!
北九州の小倉インマヌエル教会でおこなわれた池田慎司さんとのデュオ・コンサート、 本日無事終了いたしました。(K.I企画主催) ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。遠方にもかかわらず、福岡市 からも多数おこ…続きを読む
音楽について
日本の小・中・高での教育で大事にされるのは、言うまでも無く 「国語・算数(数学)・理科・社会・(そして何故か)英語」 だがむしろ蔑ろにされがちな 「体育・技術・家庭科・書道や美術そして音楽」 …続きを読む
作曲と演奏に関する覚え書
「作曲は一つのことであって、演奏はまた別の一つのこと、聴くということもまた別の一つのこと」 (ジョン・ケージ) 「演奏の創造的行為ということと作曲の創造的行為というのは全然別のことだという気もずいぶんするん…続きを読む
音楽のための音楽(好き嫌いについて)
日ごろの活動を通じて私が接する音楽は、時代も国もスタイルも様々である。 ある時はスペイン音楽、ある時はバロックや古典音楽を弾いていたかと思えば、次の瞬間 には南米の民族音楽を必死…続きを読む
印象的な話
武満徹との対談の中でキース・ジャレットが言っていた。 「ほとんどの人たちは、よくパーソナリティこそ人の中の一番中心にある、 それ以上近づけないものとしてとらえているのだけれども、大事なものはす…続きを読む
親愛なる先生(パブロ・マルケス編その3)
当時のパブロ先生の住まいは、パリ市内のアパルトマンの5階だった。 ところが建物が古く、なんとエレベーターが無かった。 たかが5階と思うでしょ? フランスでは1階の事を「0階」と呼ぶのよ。知ってた? (困った民族です。ほん…続きを読む
親愛なる先生(パブロ・マルケス編その2)
その後も何と無く気になっていた私は、パブロのCDを買い、何と無く聞いているうちに そのCDはいつしか私の一番の愛聴版になっていた。ルネッサンス音楽の大家フランチェ スコ・ダ・ミラノのいくつかのリチェルカーレとファンタジア…続きを読む