行ってきましたよ、韓国、、、。いやあ~カラカった、もとい、楽しかった~。
さて「練習のポイント」前回の内容、覚えていらっしゃいますでしょうか?
そうですね、練習は大きく分けると2種類あって、<通し練習>と<部分練習>でしたね。
んでもって「部分練習」に時間の大半を使ったほうが、確実な上達が見込めますよ~、、という
話をしましたが、意外にそうはいかない人が多いんです、これが、、、。
「部分練習」とは言ってみれば現在自分が弾けてない所、つまりウィークポイントと向き合わな
ければならない時間なのです。
「せっかく趣味でやってるのに何でそんなつらい思いをしなきゃいけないの?それよりも自分が
うまく弾ける所を練習時間中ずっと弾いてたほうが楽しいもん、、、」
と露骨に口に出すひとはさすがに少ないが、そう思っている生徒さんはかなりの割合でいらっ
しゃる。
確かにその通りだ。(私も昔はそうだった)
そういうひとは自然「通し練習」のほうが分量として多くなってしまう。
しかしここではっきり言っておきたいのです。
「通し練習」をやってる最中は別に技術は向上してはいません。
演奏技術が向上するのは「部分練習」においてのみです。
(もちろん「通し練習」は別の意義があるのだが、その話はまた後で、、、)
だからギターを持って「通し練習」で“弾けてる自分”を味わうだけでその日の練習を終わろうと
しているそこのあなた!
「逃げちゃダメだ、、、」と三回唱え、おとなしく「部分練習」に移りましょう。
それで上達間違いなしです。
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本日のポイントはその「部分練習」に関することで二点。
ひとつは《練習時のテンポ設定》について。
速い人が多いんだな、これが、、、。
曲を“通しで”弾くときと全く同じテンポ設定で部分練習をやるかたが結構いらっしゃる。
その結果間違えたとしたら部分練習の意味は全くないのです。
ではどんなテンポでやればいいのでしょう?
答えは「その人が絶対に間違えないほど遅いテンポ」です。
ただし条件がつきます。
練習中どんなに遅いテンポ設定でも《イン・テンポ》を維持すること。
つまり速くなったり、遅くなったりしないよう注意を払って下さい。
そしてもうひとつは《運指》について。
弾けないところが弾けるようになる為のカギはすべて運指が握っています。
じつは私の場合、練習とはひたすら「いい運指」を見つける作業のことなのです
(きゃー、言ってしまった。企業秘密なのに、、、)。
当然ここで問題になりますよね。
「いい運指」ってなんだ???
わたしにとってのいい運指とはズバリ「10回演奏して10回うまくいく」指使いのことです。
そんなもんあるんかいな、と思うでしょう?
探せば結構見つかるんですよ、これが、、、。
「10回演奏中7~8回は成功します」という運指は本番の緊張の中では通用しません。
そしてそれをやるのはバクチです。少なくともプロのやる事ではありません。
皆さんの為の結論を言いますと、「一週間この運指でココの箇所を練習してみたけど、成功率
70%ぐらいかな」というような運指はさっさと捨てて、別な運指をさがす旅にでましょう。
ちなみに「運指さがし」は結構コツが要るので、皆さんそれぞれご自分の先生に相談してみて
下さい。
明日からふくしまなので続きは帰ってから、、、。
それではみんな、、、、。
さばらなのら!
(つづく)
練習のポイント(その2)
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松下先生
お久しぶりです
毎週土曜日お昼にお世話になった渡辺です。
今は横浜のヤマハでレッスンしてます。
今月からカルカッシを始めました。
ポイントは何度も
言われたことですね!
未だになかなか出来ないですが。
渡辺
渡辺さま
どうも、おひさしぶりです~!!!
横浜でもギター続けていらっしゃるんですね?うれしいです~!!!
わたしの教室をやめられた方がその後もギターを弾き続けていらっしゃる、ということが何よりもうれしいです。
カルカッシ楽しんで下さい。またいつか聞かせていただけるとうれしいです。
インテンポを維持する。
ということがとても自分には難しいのですが。かといってメトロノームは使いこなせない。
テンポを気にするあまり、頭が真っ白になる。
とても難しいです。
<イン・テンポを維持するコツ>
♪拍子を右足でとってみましょう。かかとは床につけた状態で足の裏面全体でとる感じです。
♪拍には「おもて」と「うら」があります。足の裏全面が床についている状態が拍の「おもて」、かかとだけが床につき、つま先が最も高い位置で静止した状態が拍の「うら」です。テンポが揺らいでしまう人の大半は「うら」を意識していない人です。
♪「うら」のタイミングに意識を集中する事と同時に、テンポが速くなりがちな人は「呼吸」をふか~く、遅くなりがちな人は「呼吸」を浅く軽めにとってください。
いくらメトロノームを鳴らしていても「自分で拍子をとる」こと抜きには<イン・テンポ>の実現はむずかしいですね。この続きはレッスンで、、、、。