来月ふくしまへ、、、。
今年で三回目である。
わたしのふくしま行きは、いつもフォルクロリスタである木下尊惇、愛ご夫妻に全面的に
お世話になっている。
震災前からふくしまの方々とご縁のあった木下氏だが、震災後は毎月(多い月は一ヶ月の
中で3~4回)神奈川県秦野市から車を飛ばして行かれている。“支援”などと言う意識は
無く、故郷がひとつ増えて、そこに住む親戚や知人に会いに行く感覚らしい。
そういった木下さんの視点に助けられながら、ふくしまの方々と出会い、ふくしまの風景を
見せて頂ける事は本当に貴重な体験である。が、その体験が私自身の活動に溶け込み、自然に
にじみ出てくる事に関しては遅々としており、不甲斐なく思っている。
今年の夏は本当に暑かった。
まるで永遠に続くのか、と思うくらい暑かった日々も、9月に入るとやはり多少やわらぐのを
肌で感じ、季節の移ろいというものを今年ほど意識した年はなかったように思う。
一方で考えるのは、「今年の猛暑でも日本は別に原発を稼動させなくてものりきれた」という
いまさらながらの事実である。
昨年ほど節電に関するアピールが強くなかったにもかかわらず、である。
私の周りの人と話していて、原発の再稼動を望んでいる人には会ったことがない。
(昭和時代に刷り込まれた“原発神話”と共に青春を生き、その刷り込みをアタマでは切り
替えれても感情面での切り替えが難航している人には会ったことがある。)
ふくしまに暮らしている人で、原発の再稼動を望んでいる人はおそらくいない。
2013.9.11.
ふくしま
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