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《松下流クラシック音楽史》セミナー

 
本日4月21日、福岡市南区高宮アミカス音楽室にて、オカリナ教室グランジュテ主催による
《松下流クラシック音楽史》セミナーが開催され、無事終了した。
 
 
これはオカリナ奏者、和田名保子さんからのご依頼で
「オカリナとケーナの生徒さんたちを対象とした”クラシック音楽史”を
松下さんにやっていただきたい」というものだった。
 
 
私にとって(クラシックギター史ではなく)一般音楽史をテーマにしたものは初めてのこと
だったので、悩みながらもこのたび非常に楽しんで取り組むことができた。
なんせ膨大な分量の《クラシック音楽史》を90分でやるからには、資料的なことをただ
羅列するだけでも時間が全然足りないし、聞いているほうもそれでは面白くなかろう。
 
 
そこで、このたび目指したのは、以下のふたつのことである。
 
*わたし個人の視点を伝え、そこにだけはウソがないようにする(タテマエ的見解を述べない。
それゆえ”松下流”、、、)
*一つだけでもいいから、来てくださった方の心に”なにか”を残す
 
 
構成は
前口上~ルネサンス~バロック~古典~休憩~ロマン派~近代~現代~質問コーナー
これらに各10分ずつ。
時に演奏、時にCD音源、そして時に楽曲分析まではさみながら、ひたすら本音で体当たりした
90分間だった。全体の情報量として、やはり盛りだくさんとなってしまった感は否めない。
だが個人的目標のひとつであった
「一つだけでもいいから、来てくださった方の心に”なにか”を残す」
これは出来たのではないかな、、、(わからない、、、、)
 
 
正しいことを羅列するよりも、これまで自分が経験してきたことの中で
「ここがクラシック音楽の楽しさです」と
”自信をもって言えること”を言えた、という感触はあったことが、せめてもの救いだった。
しかし今回一番勉強になったのはきっと私自身だ。
まちがいない。
 
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2021.4.21.

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