コロナ終息後　世界および我々を取り巻く生活は　どのように動くのだろう？

「とりあえず大変だったが　また以前と同じ生活にもどる」ことを

漠然と信じているひともいるだろうが

コロナがあぶりだし　気づかせてくれた　さまざまなことを

「だれかほかのひとが考えてくれるだろう」と

忘却の彼方に押し流し

なにもなかったように生活することは　

個人的に気がすすまないでいる

　

放射能と同様の　”目に見えない恐怖”　

本来　国家政策ごときで緩和できるはずがないものを

できるかのように振る舞おうとする政府への不信感は

年寄よりも若者のほうが持っている

「仕事をするふりをするのが仕事」という実入りのいい世界を　いい加減やめて

今やれることはあるだろう

　

ローカルのコミュニティが　資本主義社会によって破壊され続けてきた結果

もはや我々は　隣人がなにをするひとか　知らないところまできている

　

人間が互いをケアしながら　「よき相互関係の中で生きる」方向に　転換する契機と

コロナの数年間は　我々に教えてくれている

　

庶民が実感している規模の経済こそが　たしかな経済であり

庶民が実感できない経済が　幻想に過ぎないことも

　

2022.02.10.