唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

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煮詰まっているあなたへ

 

30年以上にわたって多くの生徒さんが目の前を通り過ぎて行った

そう、、、(笑) 通り過ぎる人のほうが割合としては圧倒的に多い

そんな中で5年以上通り過ぎなかった人は もはや私にとって”日々の生活のパートナー”といっても差し支えない 

いささか一方的ではあるが そんな思いがしている

 

多くの方が目の前を去来してくださったおかげで これまで”人間のサンプル”を日々たくさん見せてもらった

それは”わたし”ではない人間 つまり考え方 感じ方がちがうことを前提としなければならない

その中でほんの少し「互いが分かり合えた」と感じる瞬間があれば 幸せなことと思う

 

ギター教室に足を運ぶ以上 そのひとが「ギターがうまくなりたい」という気持ちを持っているかというと 始めはそうかもしれないが そのこと自体にも実に様々なヴァリエーションが存在することに気が付く

そこで今日はこの場を借りて ぶっちゃけた話をしたい

それは 私から見た<演奏力がぐんぐん伸びる生徒さんの共通点> ぱんぱかぱーん

これは残念ながらギターをやってる年数に比例するわけではないのよね

 

その1)講師がレッスンで言ったことを家で実践する

その2)レッスンでやっている曲とは別に 独自に自分のやりたい曲を探し 無断で取り組んでいる

その3)コンサートや講習会、発表会などのイヴェントに可能な限り顔を出す

 

以上三つをやっている方は 表現力 演奏力ともに確実に伸びる 

 

《その1について》

レッスン時に講師から話を聞いて「ふんふんなるほど」と納得することで終わらせていませんか?

プロのアドバイスを聞いたら 家で実践することが大切

できなかったら次のレッスン時に「アドヴァイス通りやってみたらこうこうこんな感じで出来ませんでした」と言えば あなたの先生はあなたの状況がさらによく理解でき あなたにマッチした より的確なアドバイスを 責任もって授けてくれるはずだ(それが仕事だもの、、、)

「今週は時間がなくて実践できなかった」という生徒さんはまだしも ごくまれにアドヴァイスの内容そのものを信用せずに実践してこないひともいるが そういう人に対してはこちらも講師としての責任が果たせないのは当然である

とにかく言われた通りに取り敢えずやってみる 

やらない&やれない理由を探すのではなく、、、

 

《その2について》

「えっ?そんなことしていいの?」という方がいらっしゃるが そういう部分で謙虚である必要はない

自分の弾く曲は自分で探そう もちろん講師が出した課題をこなしつつ、、、である

仮に「あなたにはそんな曲はまだ10年早い」と言われたら その言葉が本当かどうか勝手に弾いてみたらよい

本当かもしれないし本当じゃないかもしれない

 

《その3について》

自分と講師の”マンツーマン・レッスン”の刺激には限界がある

他の生徒さんと共有する場でしか得られない刺激というものは確実に存在する 

ここはプロの力では如何ともしがたい部分であり そういう刺激の場を設定することがプロの大切な役割のひとつだと私は認識している

例えば私が ある曲を生徒さんの前で弾いて「この曲いいでしょう?」と紹介しても「そりゃあ先生はプロだから、、、」という反応をされることがある

しかし発表会の場などで ほかの生徒さんがその曲を弾いていると「あっいい曲だな 私にも手が届きそう やってみようかな」と思ったりするものなのである 

あと自分のレッスンの時には弾くことに必死で 頭に入らないようなことでも 人がやってるのを見ると 意外とすんなり腑に落ちたりするものなのである

 

演奏力 表現力を伸ばしたいひとは こんな感じでやってみるのである

健闘を祈るのである

 

2022.04.29.

 

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“煮詰まっているあなたへ” への3件のフィードバック

  1. 大前 幸子 より:

    松下先生こんにちは、お久しぶりです。
    1番は、よく反抗するので笑?ですが、2・3は あ、私のことだ! となりました。
    ほとんど、技量を顧みず、弾きたい弾いて見たい曲ばかりを選んでいるので、前もって譜読みをして予習をしておかないと、弾けるかどうかがわからないというのが本当のところですが、、
    コンサートや練習会等への参加、これはこの二年間開催されることが減ってしまいましたが、最近少しずつ復活してきて嬉しい限りです。
    まぁ、自分の演奏に生かされているかと問い返せば、晩学ながら続けるモチベーションとなっているのは間違いないと思います。
    先日の富川さん、池田さんとのコンサートお聴きしたかったです!

    • 松下隆二 より:

      大前さま、おひさしぶりです!コメントいただき有難うございます。大阪のみなさまお元気に楽しんであることと思います。
      自分で読み返してみると私のブログはいつも偉そうに書いてありますね(笑)
      ただどんな先生どんな教室に所属されてあったとしても、三つのポイントのうち最も大切なのは1番です(笑)

      • 大前 幸子 より:

        松下先生、お返事をありがとうございます。
        読ませていただくたびに、なるほどーと頷くばかりです!
        1番が一番肝心、そうですよね、先生のアドバイスを実行しないと、学んでいる意味がないですね💧
        また、大阪にもお越し下さいね、ありがとうございました!

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