唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

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もはや散らし書き

 
たまにはこんなのもいいのかな。
2020年の9月9日は一生に一度しかない(あたりまえだが)。
今日という日に頭をよぎったいくつかのことを思いつくまま、ただ書き留めてみたい。
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今現時点において私の頭の多くを占めているのは、今月19日(日)に主催予定のコンサート
『レオナルド・ブラーボと仲間たち』 ~ ギターで描くラテン・アメリカの世界
のことである。
コロナ下におけるイヴェントのため、これまでになく主催には気を遣う。
会場も公共施設の為、使用に関する提出書類の類いも、いつになく多い。
 
 
共演者としては無論とっても楽しみである。レオナルドさんとはこれまで単発の共演はいくつか
あるものの、今回は割とガッツリ共演である。
彼と初めて出会った頃は、《こちらが足を運ばずしてアルゼンチンが向こうから来てくれた》
という印象だった。
そして彼が福岡から東京に移り住んだあとも、毎年共演の機会を作り続けている池田慎司さん。
非常に息の合った完成度の高いおふたりのデュオ演奏だが、今回のコンサートはレオナルドの
ソロに始まり、レオナルド&慎司の熟成デュオ、そしてレオナルド&わたしの新たな世界、
〆はレオ&シンディ&ルイジによる、この日限定のラテンギタートリオ。
さまざまな形態のギターアンサンブルを通じて、レオナルドの魅力、ラテン音楽の魅力そして
ギターの魅力をご堪能いただけたら主催者として本望である。
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”ルイジ”と言えば、わたしのことをそう呼んでくださっていたフランスの師匠、アルベルト・
ポンセ先生が昨年7月にお亡くなりになっていた(享年84歳)。
ご高齢が故に気にはなっていて、折に触れて検索をかけていたが、ウィキペディアに没年月日が
掲載されたのはおそらく最近のことではなかろうか。
日本における”A.ポンセの弟子”は非常に数が多く、第一線でご活躍の方にはすぐに訃報がいった
事と思うが、先生はおろかギター関係者とすら接点がないわたしにはネットの情報で知るしか
すべが無い。留学期間中は不肖の弟子であったが、ポンセ先生に対する敬意と愛情は、帰国後
時が経つにつれ不思議とわたしの中で膨らみ続け、今現在も自分の中で大切にしている。
「あなたの教えは、わたしのなかで確かに生き続けています。ありがとう、マエストロ。」
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5年ぶりぐらいに”エゴサーチ”してみた。
自意識過剰な行為だし気恥ずかしいので滅多にしないのだが、どこかで誰かに知らず知らず
迷惑かけて、炎上したりしていないかがふと気になり、衝動的に検索かけた小心な私。
すると三年前のある記事が目にとまった。四人のギタリストの対談で、大萩康司さんが昔の
思い出話の中で、わたしの先輩の福山仁さん(熊本在住ギタリスト)、池田慎司さん(漢字変換
ミス有)と共にわたしの名を挙げてくださっていた。他のおふたりはともかくも、わたしの名を
挙げたところで誰も知らないし何のトクも無かろうに、やさしいな、大萩さん、、、。
 
 
記事の内容は、当時亡くなったフランスのギタリスト、ロラン・ディアンス(チュニジア人)を
追悼すると共に、四人のギタリストが”同時代人としてディアンス作品とどう関わってきたか”
を語り合うユニークな対談企画だった(そういえばディアンスもポンセ先生の門下だった。
わたしよりずっとずうっと先輩。福田先生のひと学年上くらいじゃなかったかしら?)。
 
 
生身のディアンスは留学中一度だけ目にした。
フランスから完全帰国する2日前に足を運んだ、アルゼンチン人ギタリスト、ロベルト・
アウセルのリサイタル。
その日の客席は錚々たる顔ぶれだった。同国人のパブロ・マルケス、イタリアの俊英アニエロ・
デジデリオ、そしてわたしの斜め前の席には、あのロラン・ディアンスがライオンのような頭を
ゆらしながら活き活きとした目で隣のひとと会話していた、、、
 
 
わたしがディアンス作品に接するとき感じるものは、強烈とも言える彼特有の”ダンディズム”
である。これはヴィラ-ロボスにも強烈に感じる。”男の美学”気質とでも言ったらいいのか、、
タレガやバリオスの作品には感じないが、セゴヴィアやレオナルドの演奏からは匂ってくる
香水のような”あのなにか”である。
抽象的でゴメン、、、
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現在わたしはカレ―作りにハマっている。
そう、スパイスから作るあれですよ。
うちの教室はここ最近、休みの日になると”カレー臭”が漂い、もはやギター教室のおもかげは
皆無。そして今日はその休日、、、、
カルダモン、クローブ、シナモンと共に玉ねぎを炒めている時のしあわせな気分といったら、、
 
 
リハーサルの後、レオとシンディをうならせるようなチキンカレーを彼らに出せるよう現在
試行錯誤中。
もはやギター二の次?
いえいえ練習は、、、、してまんがな(汗)、、、
 
 
2020.9.9.
 

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“もはや散らし書き” への2件のフィードバック

  1. S.Hongou より:

    福岡市の東の端っこで、今回のような企画コンサート、そうして、この時期に開催してくださる。
    開催関係者も参加者も不安半分ではないかと。
    でも、楽しみにしている方はたくさんだと思います。
    仲間うちで、今日の先生は〇ンニュイだったね、など、気にしつつ、生徒も成功を願っております。  
    楽しみにしています。
     

    • ryuji より:

      S.Hongouさま
      仲間うちで終わらせとけばいいんじゃないですか、、、
      ま、それはそれとして、コンサートに関してはいろいろとお力添え有難うございます

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