おじさんは時々こんなことを考える、、、。
ほんとうに
存在するのか
”ギター界”(五・七・五)
時折耳にする言葉【クラシックギター界】。
それは”クラシックギター産業”がターゲットとする人たちを便宜上まとめるための呼称であり、
演奏したりレッスンしたりするプロ・ギタリストが実体のないそこに同調というか、疑いを
持たないのは何故だろう。
プロ・ギタリストにとって大切なのは、その時目の前にいるお客さんであり生徒さん。
それこそが実体として信頼できる唯一のものであり、向き合うべきものである。
(”クラシックギター産業”に積極的に参入したいなら別だが)音楽家としては《ギター界》を
相手にしてはいけない。
もちろんギターを愛好する人の個々のネットワークや個人的交友は、現実に幾層にも渡って
交錯している。
ただそれら複雑な現実を《ギター界》という言葉で単純にひとくくりにした途端、それは突如
実感を伴わないフワフワしたものと化す。
あるプロの活動が、ギターを愛好するひとのために”結果として”結びつくことはあるとしても、
それは決して《ギター界》の為に動いたということではない。
なぜならそれは実体のないオバケだからである。
2019.9.3.
ギター界(若い人たちへ)
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