唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

Blog

ヘヴィメッタ斬り!?(その1)

 
中学の頃から洋楽ポップスやロックにハマり、いまだに聴き続けている私、、、。
 
60年代の白人ブルースからさらに前のミシシッピ・ブルースにさかのぼったり、ブリティッ
シュ・トラッド・フォークやサザンロック、ソウルやファンク、ヨーロピアン・プログレから
テクノ系、変態系、グラム・ロック、UK&NYパンク、ドラムンベース、エレクトロニ
カ、、、。洋楽を分け隔てなく愛してきたようなフリをしている私でも、なぜか深く触れ合う
機会を逃してきた(もしくは避け続けてきた)音楽がじつはふたつある。
「フュージョン」および「ヘヴィメタ」である、、、。
 
 
こればっかりは相性の問題であろう。
ところが実際バンド活動をしている20代当時知り合った(もしくはウマがあった)バンドマン
といえば私の場合、圧倒的にヘヴィメタリスト(?)が多かったのである。
いまでもその理由を考えるたび金縛りにあうが、彼らに共通していることのひとつとして
「理屈の込み入った話」が圧倒的に弱かった。理屈で通せない分、彼らは身体を張って表現する
のだ。そういった彼らの姿はややもするとピュアに見えるし、私も彼等のそういった部分を
愛していた(なんだ、今回のこの「ウエから文章」は?まあいつものことか、、、)。
 
 
実を言うとコンプレックスもあった、、、。
わたしはメカニカルな速弾きがいまだに得意ではないが、音楽の知識や素養を度外視して単なる
「反射神経を競い合うスポーツ」
として人前で披露することも『速弾きの世界』では可能なのである。
実際中学、高校時代には私よりはるかに速弾きが出来る連中が周りに居た。
「速弾きが出来るひと」イコール「上手いひと」イコール「いいミュージシャン」と見るのが
世のオトコの常である。
つまり当時「速弾き無用論」を私がいくら声高に主張しても、オトコの世界ではそれは所詮
負け犬の遠吠えでしかなかったのだ(そこが一番気に食わなかった、、、笑)。
「フュージョン」「ヘヴィメタ」結局このふたつに出来るだけ触れないようにしながら以後の
私は音楽遍歴を続けたのだ。
 
(つづく)
 

カテゴリー:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です