唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

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2014年を振り返って、、、

 
今年は自分にとって“大きな転機”となった年だった。
 
ある出来事をきっかけに心が大変軽くなり、穏やかな気持ちで落ち着いて音楽と向かい合える
ようになった。孤独になることも(ある程度)覚悟していたが、周囲の音楽仲間や生徒さん達の
まなざしに支えられることで、活動の幅はより広がったような気さえする。
この場をお借りして皆様に心から感謝したい。
 
 
一般愛好家の皆様がさまざまな日々の出来事を乗り越え、その一日の中でギターを手にする時間
を確保されるのは大変なことと思う。
わたしたちプロフェッショナルでさえ、ギターを手にとり、音楽のことで楽しみ、頭を悩ませる
場所に至るまでは、一日の中でさまざまな障害を乗り越えねばならない。
そういえば昔はよくこんなことを考えていた。
「ミュージシャンとして音楽についてだけ悩めたとしたらそれは何と素晴らしいことだろう。」
でも現実はそうはいかない。
やはりミュージシャンも社会の中で生きている以上、音楽にたどり着くまでに捌かなければ
いけない事務的なことや、さまざまな人間関係があるものだ。
でも最近は“その時間や手間”を飛び越えて音楽をやる方が「不自然なこと」のような気がして
ならない。
 
 
わたしにとって音楽は決して現実逃避ではない。
生活の中にある“ささやかな感動”に対し鈍感な人間が、どうして音楽の中のささやかな感動に
気付く事ができよう。
音楽と向き合った時だけ「感動しよう」なんて虫が良すぎないか?
「自分の為に役立てよう」なんてエゴで踏みにじるほど、音楽は(ささやかなものでは
あっても)ちっぽけなものではない。
 
 
私の来年の抱負。
 
日々の生活を大切にしよう。
音楽のように生活しよう。
生活の中に音楽を見出そう。
 
 
今年もお世話になりました。
2015年もどうぞよろしくお願いします。
 
 
二〇一四年 晦日
 
 

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“2014年を振り返って、、、” への2件のフィードバック

  1. S.Hongou より:

    本年も大変お世話になりました。
    香椎浜の教室から、唐人町の御教室に変わるとき、私としては「少しの不安と大きな期待」がありました。
    けれどもこの一年を振り返り、自分の世界が僅かづつながらも広がっていく充足感に満たされています。
    正直、時々、(今日の先生ご機嫌悪い?)ってことが前にはありましたが、私が図々しくなりましたのか、最近はあまり気にならなくなりました。
    よい生徒ではありませぬが、どうぞ、引き続きのご指導のほどをよろしくお願い申し上げます。
    本年も、一年間、ありがとうございました。

    • ryuji より:

      今年も大変お世話になりました。
      発表会などのイヴェントの時などは、いつもお気遣いいただき感謝しております。今年はやはり「カルガード」の結成が大きかったですね。単体でもすごいヴァイタリティの御三方(笑)がまさかのトリオ結成!あれは今年の私の中でも大事件でした。
      来年も音楽を、そしてギターを楽しみましょう!

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