「ギターのレッスン」ということに携わり始めたのは二十歳の頃だろうか。 その後一年間の留学経験を経て、帰国した24歳を仮に「プロ活動の開始」と考えるとすれば、 レッスン・プロとして…続きを読む
音楽について
日本の小・中・高での教育で大事にされるのは、言うまでも無く 「国語・算数(数学)・理科・社会・(そして何故か)英語」 だがむしろ蔑ろにされがちな 「体育・技術・家庭科・書道や美術そして音楽」 …続きを読む
音楽のための音楽(好き嫌いについて)
日ごろの活動を通じて私が接する音楽は、時代も国もスタイルも様々である。 ある時はスペイン音楽、ある時はバロックや古典音楽を弾いていたかと思えば、次の瞬間 には南米の民族音楽を必死…続きを読む
印象的な話
武満徹との対談の中でキース・ジャレットが言っていた。 「ほとんどの人たちは、よくパーソナリティこそ人の中の一番中心にある、 それ以上近づけないものとしてとらえているのだけれども、大事なものはす…続きを読む
えっ?しゅ、趣味ですか?
「松下さん、日ごろの趣味は何ですか?」 時々この質問に出くわす時がある。 そのたびにどぎまぎしてしまう。 嘉門達夫風に言うと 「悪い事してないのにキンチョーしてしまう」 何故なのかは自分で気が…続きを読む
2012年を終えるにあたって
年を経るにつれ、一年という周期のなんと早く過ぎる事よ、、、。 素晴らしいフルーティストであり、教育者であった故齋藤賀雄先生がおっしゃっていた。 「12という数字は、…続きを読む
コンサートの主役
今から十年近く前になるだろうか、、、。 「胎教コンサート」のお仕事を、ある事務所から戴いた事があった。 福岡市内にあるいくつかの産婦人科をコンサートで回る、という 企画である。 “胎教”と銘打ってあるから、お客様は当然「…続きを読む
偉大な人は意外に近くに・・・
2009年3月28日,生涯その日付を忘れないようなコンサートを経験した。 私の敬愛する二人のギタリスト、鈴木大介、田口悌治とのトリオコンサート。 場所は天神ソラリアステージの西鉄ホール。 当時の私にとって、この夢のような…続きを読む
「日本の子守唄」の世界
久留米大学の公開講座で、文学部教授の狩野啓子先生と ご一緒させて頂いてから、今年で十年になる。講座では 明治以降の作家を毎年テーマにし、作品や文献を声に出して 「音読」している。文章を「黙読」するだけでは決して 感じ取る…続きを読む
むかしむかし、ある現場で・・・
今からさかのぼる事10年程前の話である。 私は友人がやっている福岡市内のとあるお店で生演奏をしていた。(残念ながら現在は無いが) 店は本格的なスコットランド・パブでお客さんが15人入れば満席という、ギターを生音で爪弾くに…続きを読む