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WHAT'S SENSE?(その3)

 
「好みというのはとても本質的なものであって、一番その人の奥から湧いてくるものだ」
<谷川俊太郎>
 
“センス”という言葉は日常生活においてはその人の「好み、嗜好」という程度の意味合いで使わ
れる事が多い。このエッセイの第一話にわたしにとっての“センス”とは「自分のやりたい事」
と「他者から見てどうか?」の“バランス感覚”のことを意味している、と書いた。
つまり主観と客観のバランス感覚とも言えるのだが、“自分の好み”に対して寄りかかり過ぎ
たり、また逆に自信が持てないとき、ひとはどうやって“客観性”を手にする事が出来るだろう。
 
 
私は他者に対する“あこがれ”が大事だと思っている。
それもいろんな分野にわたって数が多いほうが良いと思っている。
「尊敬する人」「憧れる人」「影響を受けた人」がたくさんいるほうが、そのひと自身のセンス
は普遍性を増し、オリジナルな色彩を放つことだろう。
「影響をうけた人」の数が少ない人が発信したものは、受け手側の目には、それはある特定の
コピーとして映り易い。
 
 
「他者の影響を受ける」ということも実は容易なことではない。
“誠実さ”“ひたむきさ”“たくましさ”“したたかさ”“柔軟性”など様々なものが必要になるが、
それについてはまた別の機会に譲ろうと思う。
 
(おわり)
 
 

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“WHAT'S SENSE?(その3)” への4件のフィードバック

  1. ら・ぶりぶる~ より:

    こんばんは。久しぶりにおじゃまします。
    「センス」というものについてのお話、とてもおもしろく読ませていただきました。
    そうですよね、「主観と客観のバランス感覚」って何事にも大切な視点ですよね。
    日頃の暮らしの中でも、「自分が納得できればOK」な事と、「わかる人にだけわかってもらえればOK」な事と、そうはいかない事とがあって複雑に絡み合い、その種類もバランスも人によって違うと思うのです。
    他者にガマンさせて成り立ってる事にも気づかない(あるいは無視している)迷惑バージョンのマイペース人間、逆に人目を気にし過ぎてヘトヘトになっている人々・・・どちらも自分のバランスがうまく把握しきれていない状態なのでしょうね。
    憧れの人、大好きなものがたくさんあるほど、人は、前向きに生きていきやすいんじゃないかなと、私もそう思います。いくつになっても、それをキャッチできる柔らかな心でいたいな~とも思っています。
    そうそう、松下先生、今日お誕生日ですよね?
    おめでとうございます!!
    先生の毎日に、良いことがたくさんありますように・・・。

    • ryuji より:

      こんばんは。コメントいただきありがとうございます。
      そ、そうなのです。今日はわたしの誕生日、、、なぜそれを、、、。
      大隈重信、荻生徂徠、オダギリジョー、金正日、日蓮そして私、、、。
      みんな仲良くハッピーバースデイ!
      ら・ぶりぶる~さんのご健康とお幸せをお祈りしております。

  2. 先生、先生のブログはとても興味深いんですが、皮膚感覚では理解するんですが、、、
    難しいです!
    自分は物書きなのですが、やはり最初は模倣から、その自分の好きな方の文章をまねることから始まったような気がします。
    センス、というものをあまりとらわれたことがないのですが、
    憧れたもの、人、そうして光景。
    取り込まれ、形を変え、その底流をどこかに残しながら、自分の中に染み込んだ時、なにかし、それは表現等の中ににじんでくるのかなと、思っています。
    先日の発表会の時、池田先生が、生徒さんはお師匠さんの演奏に似てくるんですね、なんておっさっていらさいました。
    私が近づきたいものは(百年はやい! と言われても)、やはり先生の音楽の姿勢を学んで自分に少しでも取り込んで、自分の色が少しでも出せたらなと。
    それがセンスなのかは、自分には永遠に理解はできないかもしれませんが。
    (お誕生日おめでとうございます)

    • ryuji より:

      いつもコメントありがとうございます。
      こむずかしくて申し訳ございません。文章が下手なもので、、、。
      でもhongouさんがおっしゃっている事と大筋においては全く同じことを書いてるつもりですが、、、。
      言葉ってむずかしい。

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