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松下隆二&加藤優太ギターデュオコンサート終了

 
去る2016年5月25日(水)福岡市中央区にある珈琲の名店「美美」にて松下隆二と加藤
優太によるクラシックギターデュオによるコンサートがあり、満席のお客様を前に約二時間に
わたり熱演が繰り広げられた。
このコンサートは毎年行われている「けやき通り音楽祭」のイヴェントの一環として行われ、
今年は「武満徹没後20年」ということで武満氏の映画音楽を軸に、映画音楽のみによる
プログラムが組まれた。
映画それぞれに対するコメントやエピソードなど話の中に織り交ぜながら、終始和やかな雰囲気
の中でコンサートはすすめられた。
プログラムは以下の通り。
 
【プロローグ】カヴァティーナ(S.マイヤーズ)~1978年「ディア・ハンター」より
1. ラ・パロマ(S.イラディエール/松下隆二編)~1962年「ブルー・ハワイ」より
2. さようなら/招待(S.アサド)~1994年「夏の庭」より
3. ひまわり(H.マンシーニ/江部賢一編)~1970年「ひまわり」より
4. ソラース(S.ジョプリン/松下隆二編)~1973年「スティング」より
5. 弾痕(武満徹/鈴木大介編)~1969年「弾痕」より
6. どですかでん(武満徹/松下隆二編)~1970年「どですかでん」より
《休憩》
7. Woman(呉田軽穂/松下隆二編)~1984年「Wの悲劇」より
8. サウンド・オブ・ミュージック(R.ロジャース/松下隆二編)~1965年「サウンド・オブ・
ミュージック」より
9. ツイン・ピークスのテーマ(A.バダラメンティ/松下隆二編)~1992年「ツイン・ピー
クス」より
10. ヒロシマという名の少年(武満徹)~1987年「ヒロシマという名の少年」より
11. 訓練と休息の音楽(武満徹/鈴木大介編)~1959年「ホゼー・トレス」より
【エピローグ】パリのめぐり逢い(F.レイ/松下隆二編)~1967年「パリのめぐり逢い」より
 
*3:加藤ソロ、8:松下ソロ

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“松下隆二&加藤優太ギターデュオコンサート終了” への10件のフィードバック

  1. shun より:

    先生は、「心に残っている映画は?」との問いに対して加藤氏が「バックトゥザフューチャー」と答えられた時に「その世代かぁ」と言われましたが、先生が「僕はスターウォーズですね」と言われた時、思わず「その世代かぁ」と突っ込みを入れそうになりました。
    先生、お若いんですよ!
    いつもの“ためになる”MC、きれいな音色、面白い編曲、心から楽しませていただきました。

    • ryuji より:

      shunさま
      はははは、、、!
      言われてみるとそういうもんですね!
      「映画館での映画初体験」は1977年(小学1年)の”スター・ウォーズ”でしたが、ちなみにフェイバリット映画は「暴力脱獄(67年)」「ワイルドバンチ(69年)」「田園に死す(74年)」「愛の嵐(75年)」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(84年)」「アンタッチャブル(87年)」「レナードの朝(90年)」「豚と天国(92年)」「スモーク(95年)」「スワロウテイル(96年)」などです。

  2. t.yoshimoto より:

    映画音楽楽しかったです!   先生もたくさんのご婦人方でハーレム状態で張り切っていらっしゃいました(笑)
    特に哀愁のある映画音楽にはギターが最高ですね!!  早く一曲ぐらい弾けるようになりたい!  ギター歴38年はやはり凄すぎます!!   クラシックギター始めてまだ2年、私には時間がない(笑、笑、笑) 早く弾けるようにしてください! 真面目に練習しますから!

    • ryuji より:

      yoshimotoさま
      昨日もお越しいただきありがとうございます!
      いつも真っ先にチケットをお買い上げくださるのでメンタル的に救われています。
      え?張り切ってましたか?わたし、、、(バレちゃぁしょうがない)。
      わたし程度でよければ弾けるようになるのは簡単なこと、、、。
      条件はひとつだけです。
      『わたしの言ったとおりに実行してください!』(笑)

  3. t.yoshimoto より:

    言われた通りにできない、やろうとする熱意が足りない! 練習してこなかった言い訳はやめろ! とのご指摘ですか!!!!!  うーむ、やはり!
    現役時代に営業マンに対して言い訳はやめろと言っていた事を思い出します(笑)  

    • ryuji より:

      yoshimotoさま
      いえいえ、そこまでシビアな話では、、、(笑)。
      ちょっといじめたくなっただけです(笑)。
      ただ私時々思うのです。
      講師の言ったアドヴァイスをすべてそのまま実行できる生徒さんがもしいたとしたら(講師のクオリティに関係なく)あっという間に名手になるでしょう。
      つまりレッスンにおける「講師と生徒の関係」で最も難しいのは、講師のアドヴァイスを生徒さんが『講師がイメージしている通りに』受け取っているか、あるいは『そのイメージとかなりずれたところで』受け止めているか、という問題。
      そしてもうひとつ、そのアドヴァイスを『講師がイメージしている深さ』で生徒さんが受け止められるよう講師が伝えようとしているか、そして生徒さんが受け止めようとしているか、という問題。
      講師はそれを「生徒さんおひとりおひとりのケース」で考えなければならないのです。
      だから先のコメントで出した『私の言ったとおりに実行』とはまさに夢物語といいますか、講師にとって一番悩みのないラクなシチュエーションなのです。もっとも怠惰な仕事の仕方という見方もできます。
      わたしのその夢をyoshimotoさんに託してもいいですか?という話の結論なのです(笑)。

      • t.yoshimoto より:

        頭で、理屈で少しは理解できても表現できまへん(笑)
        私は残念ながら(笑)練習よりも先生と話をするのが、聞くのが楽しい!  今では先生との会話+練習がレッスンと思っています。 私の無駄話も(笑)受け止めて聞いてくれますし、通常講師はビジネスライクに一方通行で教える先生が多いですよね。講師にとっては多くの生徒一人一人を考えてなんて大変な事だと思います。だから楽な方法へ!   私は音楽を学ぶということは教える先生の人となりも知る事が大切と思っています。 こういう人が創る、奏でる音楽を学びたいと思う事が大切だと思います。  
        しかし話ばっかりしてては技術は向上せんやろ!!(笑)
        少しは真面目にやろっと!!

        • ryuji より:

          yoshimotoさま
          おひとりおひとりとのコミュニケーションが私にとって「レッスンの醍醐味」ですので『楽な方、怠惰な方』にはいかないと思います(笑)。
          私も昔は「曲そのもの」に興味の大半があり、ある時期から「曲を作った人やその背景」に興味が移り、現在は(プロであろうとなかろうと関係なく)「演奏しているひと」に関心があります。これはまた今後も変わっていくことかと思いますが、yoshimotoさんがおっしゃるように『ひとが創る、奏でる音楽を学びたいと思う』気持ちが今自分の中で強いです。
          いつも刺激を戴きありがとうございます。

  4. S.Hongou より:

    「映画音楽」っていいな、と感じる素敵な時間でした。
    オールド・ムービーの音楽は、映画を離れて一つの作品として伝わっていくんですね。
    記憶に残る映画は、「ぼくの村は戦場だった」、あげていくと足の指まで必要になる感じです。
    カヴァティーナ、弾けるようになりたいでございます。
    極上の時間をありがとうございました。

    • ryuji より:

      Hongouさま
      いつもご来場いただきありがとうございます。
      『ディア・ハンター』もいい映画ですね。やはりデ・ニーロがらみのモノは個人的に好きです。前半の「米国で暮らすロシア系移民の人々の生活」がやや長い気もしますが、後半あれがじわじわ活きてくることを思えばやはり必要な長さなのでしょう。
      「カヴァティーナ」ソロ版は結構弾きにくいですね。先日やったデュオ版はサントラから耳コピしたものですが、ラストがかみ合っていない、というかズレてるんですね(笑)。ただそれも「ルバート」として聴いた時、結構面白いので今回は「完コピ版」でいきました(笑)。

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