今朝、いつものように レッスン場に向かう電車に乗った。
香椎花園駅から貝塚駅 そして地下鉄に乗り換え唐人町まで・・・
西鉄貝塚線は そのちいさな規模に不相応なくらいの
りっぱな線路に改修されてから 数年経つ
新幹線の専用線路を2両編成がのんびりと走ってゆくさまを
想像してもらえればよい
この車両から見える福岡市東区の景色は 子供のころから馴染んだ景色である
土曜日なので車内は比較的すいているのがありがたい
ひと駅すぎたとき いつものアナウンスが車内に響く
「つぎは~ 香椎宮前~ みやまえです~」
わたしのすぐ後方でちいさな子供の声がした
「ミヤマエ ミヤマエ ミヤマエ・・・・」
やっと言葉が出てくるようになったくらいの幼児の声で
それは幾度も反復された
「ミヤマエ ミヤマエ ミヤマエ・・・・」
しばらく聞いていて ふと思った
あ、なるほど ことばのひびきに なにかひきつけられたんだな
意味よりもひびきが先なんだ
ひとは ひびきが先にあって
意味はあとから それぞれの都合によって ” つく ”
ひびきは感覚
意味は思考
音楽にも意味はない
ひびきと それがどう動いてゆくという展開
そしてそれを受けとめる感覚 があるだけだ
レッスンでも
感覚的に腑に落ちるために
ことばや意味を駆使しつつも
最後は感覚に帰したい
あの子におしえられた気がする・・・
2026.2.28.