唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

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個性について(その1)

 
「明けましておめでとう!」としっかり御挨拶出来ぬうちにスタートを切った2016年、
なんだかんだバタバタしてるうちにあっという間に半月近くが過ぎ、大阪でお好み焼きを食べ、
今帰ってきたらなんとデヴィッド・ボウイが亡くなってるではないか!
わけの分からない一年になりそうな予感がするが、五月に楽しい企画も待ってるし今年も明るく
行ってみよー、ダリウスみよー、グリュみおー!
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「いまの若手アイドルや俳優には昔(昭和時代)活躍した人たちのような個性が無い」と
嘆くひとが多い。
テレビで見てもみんな同じ顔をしてるように見える、というわけである。
言わんとすることは何となく分かる。
 
 
「ヒット曲」ひとつとってみても、昭和のヒット曲は斬新かつアクの強いものが多い。
E.クラプトンの《ラン奏法》を歌でやったかのような円広志の「夢想花」。ファンクとラップ
と河内弁を融合し時代の先を行き過ぎて、結局ウルフルズが出るまで冷凍保存された観のある
ミス花子の「河内のおっさんの唄」。《奥ゆかしい日本女性》のイメージをぶち破った革命的な
山本リンダの「こまっちゃうナ」「狙いうち」、、、。
《個性的であること》を歓迎する風潮は、平成よりも昭和の頃の方があきらかに強かった。
過去と現在を比較したときの差を見るにつけ、つまりはアーティストの力量の問題ではなく
《時代が求めるもの》の質が変わったということをわたしはキョーレツに感じるのである。
 
 
だがもしそうだとしたら、そうなった原因はなんだろう?
 
世の中が「個性というもの」を昔ほど求めなくなってきているのか?
はたまた「個性の現れ方そのもの」が時代の流れと共に変わってきたのか?
 
みなさん、どう思われますか?
(つづく)
 

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