《2021.08.01.》
記録動画を撮った 出来るようになったことと まったく進歩がないところとの差が激しい
だが今回は動画をしっかり見返し 何が起こっているのか把握できた リハビリ・メニューに進展が見られそうだ
アルペジオ・パターンでよく起こっていることは バスの直前に弾いた i の指が 巻きがちだということ
そして禁じられたアルペジオは 毎回意識的に i を伸ばすほうが現時点ではリハビリになる
カルナバリートのパターンでは a を弾くとき i が巻くのを気を付ければよい
あとは m i p p a m i の 素早い連続動作を 日課にすること
《2021.08.03.》
今月になってから リハビリが新たな段階に入ったのを感じている 勘である、、、(笑)
だが自分が 今現在信頼できるのは この勘というものだけだ 勘だけでその日のリハビリ・メニューを決め 様子を見ながら自由に変えていく 継続・持続するよりも いろんなやり方をふわふわと試し その中で何かに気づいてゆく
拍を弾き終わる もしくはアルペジオ・パターンを弾き終わるときに 意識して p と i の力関係をほどくようにする 脱力してそのつど少しだけひらいてあげる感覚
《2021.08.06.》
リハビリにおいて反復練習がタブーであることの意味を考えずにここまで来た
だが脳神経の回路を構築するのが目的ならば 反復はむしろ必要なことではないか
ある動きを反復 そしてそれを持続すること
これが実際の多くの演奏に必要であることは ここまでのリハビリを積み重ねる過程で身に染みてきた
肝心なのは “意識の速度を超えた反復練習を避ける” これだ
今日から意識の速度を超えない反復練習を試みることにする
手始めは m i p を超スローで ひとつひとつの動きを確認しながら延々と弾く
そして時々速いのを入れてみる
《2021.08.10.》
今日から「禁じられた遊び」のリピートを全有りでやってみる AABBA 今日は三つ外した(笑)
意識の持続を当面の目標に ポイントは
*右手のひらをわずかに開き気味の低空に
*mセットの時 i を前に持ってゆく
*各小節の終わりで右手のひらの緊張を毎回解く
《2021.08.11.》
メトロノームを使った練習 しばらく避けていたが 今日から導入 テンポ60で p m i ( p i m )を延々続ける 時々二倍速 四倍速を入れる i 指 弦上をすべらせた卓球弾き ポンセタッチと見た目は似ているが動きは非なるもの
《2021.08.12.》
m i p と p i m 前者のほうが i の空振り率が多いのは はじめの一音を弾く前の態勢( i の空中ポジション)に違いがあるためか
もしくは m をセットした時に i 指に巻きが入るためか 超微速テンポで意識しながら弾いてみること
《2021.08.13.》
速いアルペジオ・パターンを練習する時 音楽をかけながらやる
できれば音域を網羅しているポップスのほうがよい
そして自分の音がかき消されてあまり聞こえないくらいの弱音でやる
自分の音だけだと 神経質に音を聞き過ぎ 反省が入るから
気楽に指を振る環境づくりをする
《2021.08.17.》
8/11の p i m 練習を ここ数日やり続けている 弱音での練習はとてもいい感じがする
実体がないくらいの頼りない発音でやりつづける
《2021.08.21.》
リハビリをここまでやってきて ひとつの仮説がある
ゆっくり弾く技術と 速く弾く技術
テンポのどのあたりに境界線があるのかはわからないが
指の運動あるいは意識自体が 別物ではないかということ
つまり速いモーションは <ゆっくり弾くときのモーションの延長線上>にあるわけではなく ある速度以上になるとき 別な種類の運動へ じわりと移行するのではなかろうか
速いうごきは ゆっくりの動きとは 別回路を構築しないといけないのではなかろうか というもの
あるいは 速いうごきの延長線上にゆっくりの動きがある という可能性もある というもの
快速なアルペジオなどひく時 ある速度を超えたところで 指一本一本の動作を意識することはできなくなる
そのとき意識は指そのものではなく より全体的な感覚(右手全体の角度や高さなど)に基盤を置きつつ コントロールせずに指を動かしているはずだ
その《全体性》を ゆっくりの動作に適用するという可能性のはなしだ
《2021.08.23.》
呼吸をつかった練習レシピ
1)息を吸い込む
2)少しの量をゆっくりと吐き始める 歯と息の摩擦音を出し 息の量やスピードをわかりやすくする
3)吐き始めて1~2秒後から アルペジオの快速連動動作をはじめる 音量は小さく
快速連動動作の折の 力みをとるための作業として
息がなだらかに吐けているかを感じながら
あと p i m にしろ p m i にしろ とどのつまり快速のフィゲタがやれるかどうかではないか?
《2021.08.25.》
私の症状として演奏のネックになっていることは i 指の関節が硬直した状態で巻くことが原因で起こる 空振りや 弦と爪のひっかかりである
他の指を観察したとき 末端の指関節は柔軟であり ほとんど意識されないくらいの量 逆に折れることによって 弦の張力を逃がしている
i 指のひっかかりは 末端関節の硬直によって おそらくこの逆折れがまったくないために起こっているのではないか?
《2021.08.28.》
現段階で最も信頼している技術上3つの要点
*mを弦に載せてひくのとすれ違いで i が前にゆく感覚
*各指を振り過ぎず浅い動きでひく
* i 指末端関節のしなりを意識