《2021/4/10》
昨日の池田さんとの会話で、すでに渡部先生が昨年ご逝去されてある旨うかがう
レッスンを受けようと思っていたので残念!
ギター関係の情報に疎いと こんな時とんちんかんである
孫の手奏法は ただ腕をひっぱるのでなく 準備の段階でひっぱり
第二関節から指を振るその瞬間 腕をぎゃくに前に押しだす
これだとアルアイレでも手前弦に当たる心配がない
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松下隆二さま
(前略)
ジストニアは ピアノ練習もしないほうなので 自分では発症はしませんが ピアニストやギタリストは知っています
いつかもYou Tube にあった David Leisner は自分で治した記録を公開している
http://davidleisner.com/articles/
ここにあります
できるだけ大きな筋肉をうごかすと 小さな力で済む 指や手ではなく 上腕から振り下ろす(swing at) 弦に当てた瞬間に脱力して 押さえつけないで 腕の重みだけで音を保つ ピアノの場合だと 音の終わりで鍵盤から指を上げないでよいわけですが ギターは弦から指が離れる程度に力を抜く必要があるでしょうが 上半身を肩や腰から脱力すれば 自然と指は上がるでしょう あとは 反復練習をしないで いくつもちがうやりかたを試すほうがよく そうしていれば 考えず自然に音が出るようになる というのは こちらの解釈ですが
以前書いたことも 当事者ではないし 個人差もあるはずですが 使えれば どうぞお使いください
高橋悠治
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高橋 悠治さま
このたびも本当にありがとうございます
D.レイズナーさんのことばを高橋さまの言葉で意訳してくださったものは
私と同じようにジストニアと向き合っているギタリスト仲間たちにとっても
二重の意味で貴重なものだと感じています
ジストニアに罹患したことで
他者と自分を比べる感覚が
全く無くなり
みんなが仲間であるかのような感覚が芽生えてきたのは
皮肉なことでもあり
あるいは虫のいい話かもしれませんが
この新感覚をいまのところ楽しんでいます
練習時間が減った分
料理をしたり
D.グレーバー、N.チョムスキー、マルコス各氏のことばと向き合いながら
日々いろんなことに気づかされる毎日です
どうぞくれぐれもおからだを大切になさってください
ありがとうございました
松下 隆二
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p,a,m,i,のアルペジオパターンのとき mを孫タッチしたあと
腕を少しだけまえに戻す動作を入れると
つづく i を弾くときに
”今日は”よい感じ
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《2021/4/12》
ここにきて リハビリ療法についてポイントをおさらいする必要を感じる
おおきな関節おおもとの筋肉をつかいながら ひろびろとした場所をイメージ
ひとつひとつの発音動作のたびに それぞれ脱力(リラックス)して
反復練習をしないで いくつもちがうやりかたを試すほうがよく
そうしていれば 考えず自然に音が出るようになる
そう これがいつも基本にあるやりかた かんじかた
だとすると
ひとつひとつの“音と動作”は
それぞれ独立して存在していることが前提
ならば まずは<連動>の感覚を捨て
ランダムな リラックスした個々の“音と動作”の
自由なイメージ
曲の体裁をととのえる誘惑と呪縛からのがれ
どこもめざすことなく
どこにもすすむことなく
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*いまさら気づいたこと
まごであろうと ポンセであろうと
右うでとギターの接点は ふわふわはなれてもいい
<うでが休憩するため>の接点 であってもいい
*本日いちばんの収穫
目を閉じての練習は 思考より感覚に向かいやすい
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《2021/4/14》
i 指はピアノの時は真下に接点でも大丈夫
フォルテの時は接点を少し前方にとりにいく
重音の時には 音量のバランスが大事になるので
私の場合 引っ掛かりが出る i 指よりも
むしろ他の指に意識をもってゆき
そちらにかるく重心を加える
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《2021/4/17》
昨日はリハビリ調子が悪く 今日はいい感じでした
一喜一憂 一進一退 な感じですので
”塞翁が馬”でいきます
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《2021/4/18》
“反復しないこと“を大事にすると ほとんどの曲がなんらかの反復運動で出来ていることに いまさらながら気づく
“曲“はリハビリとしては弾けないものがほとんど
最近 曲として よく弾くものは
アルバ(H.ハウク)ノルテーニャ(G.クレスポ)舟歌(A.バリオス)そしてソルのエチュード数曲
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《2021/4/19》
*本日の収穫
デリケートなタッチを実現するためには “弾く瞬間の動作”の前後に
おおもとの力を使った<しなやかな予備運動>がおこなわれ
この段階を意識しながら ひとつひとつ発音してゆくことがたいせつ
「生きていくと決めた限りは、進んでいかないといけない。でもずっと前を向くのは無理。時々後ろに戻ったり、振り返ったりする。それを繰り返して、結果的にぐるぐると少しずつ、螺旋を描きながら、最終的に前に進んでいるのであればいいのかなと思っています」(松永拓也さん)