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風邪の功名

 
今月半ば、久しぶりに風邪をひいてしまった。
基本身体は丈夫なほうではあるが、今回ばかりはダメだった。
症状がピークだった一日を除きレッスンはおこなったが、その間
「生徒さんにうつさないように、、、」
ということが私にとって最重要事項だったのは言うまでもない。
ちなみに以下の話は、レッスンをお休みさせていただいた“ピークの日”の出来事である。
 
 
 
レッスンはお休みさせていただいたものの、編曲という宿題を山のように抱えている私は実際
臥せっているどころではなく、パソコンに向かって作業をしていた。
BGMとしてかけていた“デイヴィッド・ボウイ”の唄に合わせて、ある一節を口ずさんだ瞬間
私はハッとした。なんと風邪でおかしくなったノドの状態のおかげで、日頃は絶対出せないはず
の高音域が簡単にスラリと出たのである。
多少ドキドキワクワクしながら今度はドン・ヘンリーの“ボーイズ・オブ・サマー”をかけて
みた。
なんとサビのハイトーン・ヴォーカルがラクラクと唄えるではないか!
 
 
多少デモーニッシュなビブラートがかかってしまうこと、歌える音域が狭いこと、声量があまり
ないことを差し引いても、それは私を満足させるのに充分だった。
わたしは“風邪ピーク”であることを忘れ、生徒さんが来ない教室で「ひとりカラオケタイム」に
突入してしまった、、、。
 
 
安全地帯の「恋の予感」、、、よしよし、普段は絶対唄えないところが今日だけはバッチリ唄
えるぜ。そうだ!このぶんだとクリスタルキングの「大都会」も今日は唄えるって事か?
、、、、いかん!高いほうは出るが、いつも唄えるはずの“サングラスにいちゃん”の方が今日は
唄えん!、、、、、、、
(昭和世代でない若者へ解説;「クリスタルキング」は高い声と低い声の二人の歌手が在籍する
双頭バンド)
 
 
 
その後ヘヴィ・メタの曲など経由し、ふなっしーのテーマにたどり着いたころには、息も
絶え絶え、、、声もがらがらになっていた。しかしそのがらがら声を使って今度はマイルス・
デイビスの物真似でしばらく遊んだあと、私の情熱の車輪はようやく停止した(アホだ)。
 
 
 
怪我の功名ならぬ「風邪の功名」がこんなところにあったとは!
 
しかし今年の風邪は治りがおそいなあ、、、、、、なぜだ?
 
 
(おわり)
 

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“風邪の功名” への4件のフィードバック

  1. T.Yoshimoto より:

    回復されて良かったですね。 風邪の功名ですか!  では相変わらず動かない指を無理するのをやめて大都会を次回デュエットお願いします(笑)ベースは任せてください!

    • ryuji より:

      ありがとうございます。
      今回の内容、自分で読んでも気持ち悪いので
      「あいつもついにおかしくなったか!」と誰もコメントくれないと思っていたら、、、、、くれましたね 、、、Yoshimoto さん、へへへ、、。

  2. d より:

    ジギースターダストかスターマンでしょう(^^)⁉︎
    お大事になさってください。

    • ryuji より:

      いえ、それが「薄笑いソウルの淑女」サビのウラ声部分なんです、、、。

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