唐人町ギター教室では、楽譜が読めない初心者の方からプロを目指している上級者まで、現役プロミュージシャンが丁寧に指導致します

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秋のふたつのコンサートに寄せて

 

前回コンサートの舞台に立ったのはいつだろう

今年の4月 ピアノとのアンサンブルだったが 演奏はイヴェントの中で12分ほどであり しかもエレキギターだった

クラシックギターを手にしたコンサートは 昨年12月 木下さんとのフォルクローレコンサート以来か

今年3月からジストニアのリハビリを開始し 現在も続けている 明らかによくなってきてはいるものの 出来ない動きはまだまだ多い そんな中 若いギタリストが声をかけてくれた 

スイスのバーゼル音楽院でギターと古楽器を学んだ松本富有樹さんは現在30歳 私がフランス留学中レッスンを受けたP.マルケス氏に師事、、、ということは つまり私とは兄弟弟子の間柄ということになる

彼の主催で10月 私の主催で11月 計ふたつのコンサートを予定しているが 10月のほうは彼の希望でオール邦人作品コンサート

デュオで「二つのギターのためのエチュード(林光)」「夢千代日記、弾痕(武満徹 / 鈴木大介編)」「浜辺の歌、朧月夜、柳島紙漉き子守歌(松下編)」「しばられた手の祈り(高橋悠治 / 松下編)」ほかいろいろ

あと それぞれのソロ演奏も予定している

 

11月のほうは上記プログラムから半分 そして残り半分は ”ギターソロ曲”として皆様に親しまれ 知られている曲を デュオ演奏でお届けする という企画

F.タレガの”タンゴ”として知られている「エンリケータ(C.G.トルサ / M.R.アレナス編)」

「カヴァティーナ(S.マイヤーズ)」 のオリジナル・サントラ・ヴァージョン

E.プジョールの”トナディーリャ”として知られる「アバピエスのマノーラ(作曲者自編)」

「11月のある日メドレー(L.ブローウェル / 松下編)」

「盗賊の歌(カタルーニャ民謡 / A.タンスマン編)」ほか いろいろ予定

 

自分の指が果たしてどのくらい動いてくれるか、、、という当初の不安が霧散するほど 彼とのリハーサルは楽しい

この先コンサート活動が出来なくても別に平気かな と思っていたが やはり《コンサートへ向けた取り組み》というのは 自分の気持ちに張りを与えるものだ と改めて感じた 

コンサートの演奏そのものが うまくいこうがいくまいが この機会を今回ぼくに与えてくれた松本さんに 心から感謝している

 

 

2021.09.13.

 

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“秋のふたつのコンサートに寄せて” への2件のフィードバック

  1. S.Hongo より:

    心待ちにいたしておりました。
    楽しみにいたしております。
    松本さんの水晶の煌めきの音色と、先生のいぶし銀の音色。

    稀なプログラム。
    お待ちいたしておりました。

    よい機会となりますように。

    • 松下隆二 より:

      S.Hongoさま

      ありがとうございます
      松本さんのぴちぴちした水晶の煌めきの音色に
      松下さんのザブでも落ちないどろどろ昭和の
      頑固なよごれが襲いかかる・・そんなコンサート
      ぜひご堪能ください♪

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