あなたと曲との付き合い方は?(その3)

 

ギターを始めて三年以上継続出来た方に是非ともやっていただきたいことがある。

 

それは何かというと、“レッスンで今先生から習っている曲”とは別にもう一曲“自分のやりたい

曲”を平行して自力で取り組むということである。

つまり誰にも知られずひそかに練習する“わたしの秘密のレパートリー”を持って欲しいのだ

(もちろん必ずしも秘密である必要はないし、必ずしも新曲である必要もない)。

クラシックの曲でもいいし、ポップスの曲でもなんでもいい。

そしてそれに関しては、先生にいちいち許可を求めたり、報告する必要などない。

ギターを始めて三年目以降は、曲に対し自主的にそういう付き合い方にもっていった方がよい。

 

 

 

「三年は経ったけど私なんてまだまだだから、、、。」

などという言葉を決して口にしてはいけない。

本当にあなたが「ギターを上達したい」と願い、「音楽を“暇つぶし”ではなく心から楽しみ

たい」と願っているのなら、<謙虚さ>などはどこかに置いて全身で飛び込むべきだ。

“まだまだ”だからこそ、身を引くのでなく飛び込むべきだ。

先生から次の曲を与えられるのだけをただ待っていてもダメなのだ。

今まで数多くの生徒さんを見てきたが、“上達する生徒さん”というのは例外なく

<先生の知らない勝手な取り組み>

をいつの間にか、やっちゃう人なのだ。

 

 

そうなると次に大切なのは「自分のひきたい曲は何だ?」ということであるが、これは本来

考えるような話ではない。言うまでもなく自分の中から自然に湧き出てくるたぐいの事だ。

そういった欲求が自分から湧き出る為には“聴くのが一番”。

まずはCDでもいいが、録音物による音楽体験というものはあくまで擬似体験に過ぎない。

ましてやYou Tube は体験としてはあまりにお粗末である。やはりナマのコンサートに

足を運んだほうがよい。楽器演奏も音楽体験も「いかに体感するか」が最も重要なことであるし

それがその後の人生を変えるほどの体験となることだってあるのだ。

“その場にいる人だけの為に発せられた音”をもっともっと体感しよう。

 

 

他の生徒さんの演奏を聴く機会もとても重要だ。発表会などの機会にはたとえ自分が出ないとき

でも是非足を運んで頂きたい。

プロの演奏を聴いた人の中には「だってあの人はプロだから、、、」などと勝手に線引きして

話を終わらせてしまう人も多い。

しかし生徒さん同士の時はそうはいかない。だから良いのだ。

「ああ、あの生徒さんが弾いた曲、素敵だな、、、弾いてみたいな」となりやすい。

 

 

ただしそうやって他の生徒さんから恩恵を受けた場合、次の機会には演奏で返そう(笑)。

あなたの演奏を聞いた他の生徒さんが「あの曲いいな、、、弾いてみたいな」と思ってくれる

としたら、なんとステキな事じゃないですか!

 

 

(おわり)

 

カテゴリー: エッセイ, 明日のギター演奏の為に   パーマリンク

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