シルビオ・ロドリゲス

 

喪中につき、明けてもめでたくない松下です。

本年もどうぞよろしくお願いします。

2018年、年明け1月から3月までの主な活動予定をざっと、、、。

 

【1月27日(土)文禄堤薩摩英国館~松下隆二ギターコンサート】

大阪ギタースクールの井谷正美先生に毎年主催していただいてるコンサート・シリーズ。

今回のサブタイトルは”時代のはざまを漂う音楽”。

音楽史的観点で見た時、主流から少しだけ離れたところにいる楽曲、時代の権威となることなく

時代のはざまをただひたすら漂い続ける楽曲を、非常に主観的に、あるいは個人的趣味をもとに

選んでみました。なかなかハードボイルドな内容です。

前半はセゴヴィア・レパートリーを基にしたソロ演奏。

後半は尊敬する先輩、岩崎慎一氏をゲストにお迎えしてのデュオ演奏。

お昼15:30開演(15:00開場)。

翌28日(日)は岩崎先生の主催で、わたくしのマスタークラスを開催の予定です。

 

【2月2日(金)The Duo 2018 ニュー・イヤー・ツアー】

ジャズ・ギタリスト鬼怒無月さんとクラシック・ギタリスト鈴木大介さんのおふたりがタッグ

を組んだ”The Duo”の新春ツアー福岡公演がジャズの老舗「ニュー・コンボ」で行われます。

ジャズや映画音楽などのスタンダード・ナンバーを、おふたりならではの斬新なアプローチで

聞かせたり、クオリティの高いオリジナル曲を即興を交えながら展開するあたり、”The Duo

の世界”が今回もとても楽しみです。

なお今年は例年のゲスト田口悌治さんが「お仕事の為ご不在」となり、私に対するステージ上

での”いじられ度”が増しそうで、それが今回一番怖い、、、。

 

【3月11日(日)山田賢・松下隆二ギター・コンサート(タイトル仮)】

姫路のギタリスト山田賢さんをお迎えして、福岡市中央区の甘棠館Show劇場でのお昼の

コンサートです。山田さんのギターデュオ新曲の他、高橋悠治、M.C.グァルニエリ、林光作品

など演奏の予定。”現在のふたり”を炸裂させます。

13:30開場/14:00開演(16:00終演予定)

前売り料金:一般¥2,500/高校生以下¥1,500(当日¥500 up)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

1999年(日本では2000年)公開された音楽ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシ

アル・クラブ』によって”キューバ音楽”というものが一躍脚光を浴びた。

あれは内容も映像も、実際すばらしい映画だったと思う。あの映画で流れた音楽が

その後世界中に”キューバ音楽”のイメージを決定づけたのだから。

 

スライドギターの名手であり、音楽シーンの中でプロデューサーとしても手腕を発揮している

ライ・クーダーが、現地の高齢ミュージシャン達とまさにセッションを始めようとしている

1996年5月、私はハバナにいた。

サルサ、クラシック、ソン、ジャズ、スペイン、、、まさに音楽のるつぼ。

 

私が参加したクラシックギター・フェスティバルも終盤に近づいたある日、会場のロビーで

たむろしていたキューバの若い学生たちが、ギターを廻しながら弾き語りを始めた。

ある若者が唄った後、「今のは、だれの曲か?」と尋ねたら「シルビオ・ロドリゲス」と答えが

返ってきた。次の若者が唄った曲も同様だった。「誰の曲?」「シルビオ!」

同じ問答がその後、数回繰り返され、キューバの人達にこよなく愛されている”シルビオ・

ロドリゲス”の存在が、私の中にしっかりと刻印された。

 

しかしネットも今ほど普及していなかった当時、日本においてシルビオのことを知るのはおろか

曲を聴くことさえ難しい状況だった。そういった意味では今はなんと有難い時代だろう。

思い起こせば30代だったある日、タレガのマズルカを練習していて、「これはマズルカという

踊りを実際に現地(ポーランド)に見に行くしかない!」と思い詰め、身悶えした時期が

わたしにはあった。

なぜなら音楽辞典の”マズルカ”の項を読んでも、文章からは何も見えてこないのだ、、。

ところが十数年後の現在では、マズルカがどのように踊られるものかを、動画によって簡単に

見る事が出来る。しかも何種類も!!

しかし反面、”あこがれ”というものを熟成させたり、妄想が別のなにかにクリエイティヴに

生まれ変わるといったことは、逆に難しくなってしまった。これはただの贅沢病なのだろ

うか、、、。

 

60年代後半からヌエバ・トローバ(新しい歌)運動の担い手として頭角を現したシルビオの歌

は、キューバ国外の人達が感じたがる、いわゆる異国情緒的な”キューバらしさ”とはかけ離れた

ものかもしれない。

だがそれぞれの曲で歌われる政治的、哲学的、文学的な歌詞は、明らかにキューバで生活する

人々の現実を浮き彫りにしている。キューバ国民にとって彼の歌は、好悪を超えた真実なので

ある。

日本はこのような歌い手をこれからひとりでも持つことが出来るのだろうか?

 

 

『Quien Fuera』

”言葉をさがしている。君の謎を解くための。もしぼくがアリババだったなら、、、シンドバット、すごい魔術師、魔法使いだったらなぁ、、、、”

 

『Mariposas』

画面左はレイ・ゲーラ!

 

『Unicornio』

”ぼくの青いユニコーンが昨日居なくなりました。情報をお願いします。お礼はいくらでもします、、、。”

 

カテゴリー: 観てみて動画   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)